MESSAGE メッセージ
病院長メッセージ
医師として相応しい人格を形成することが重要
病院全体で臨床研修を積極的にサポートします
本院は、病床数373床、29診療科を有し、100名を超える医師が勤務する山陰の中核病院として地域医療に貢献しています。地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院、臨床研修指定病院などの指定を受け、専門医育成のための施設としても多くの学会から認定されています。がんセンター、緩和ケア病棟やICUを設置し、災害拠点病院としての機能も有しています。また、サイバーナイフ、強度変調放射線治療、ロボット支援手術など最新の医療機器を備えています。
長い医師生活の内、病気を診るのではなく、患者さんの価値観や希望を汲みながら人を診る、努力を惜しまず謙虚に学び続ける、果たすべき社会的役割を理解することなど、医師として相応しい人格を形成することが重要です。いかにこの初期2年間に充実した研修をして、医師としての基本的態度、知識、技能の習得法を身に付けるかが、その後の医師としての飛躍に繋がると言われています。特に初期対応としての鑑別診断能力と救急を含めた治療の力を身に付けることが大切です。
本院の研修プログラムの特徴は自由度が高く、個々の希望にそった研修の中で様々な疾患が経験でき、柔軟な指導が受けられることにあります。救急外来では研修医自らが初期対応を行い、自分で考え対応する力が身につきます。救急外来で経験した症例をもとに研修医カンファレンスを実施し、その都度フィードバックすることで各々のスキルを上げることができます。各科特有の救急疾患については、個別の担当指導医がレクチャーするなど、教育体制にも力を入れており、プライマリケアから高度な医療まで幅広い経験を積むことができます。
病院全体として診療科の垣根を超えて臨床研修を積極的にサポートします。みなさんのお越しをお待ちしています。
松江市立病院
病院長 久留 一郎