MESSAGE メッセージ

病院長メッセージ

松江市立病院 病院長 入江 隆

医師として相応しい人格を形成することが重要
病院全体で臨床研修を積極的にサポートします

 本院は、病床数470床、27診療科を有し、100名を超える医師が勤務する山陰の中核病院として地域医療に貢献しています。がんセンター、緩和ケア病棟やICUを設置し、災害拠点病院としての機能も有しています。また、サイバーナイフ、IMRT、ダビンチ(ロボット支援手術)など最新の医療機器を備えています。地域がん診療連携拠点病院(高度型)、地域医療支援病院、臨床研修指定病院などの指定を受け、多くの学会から専門医育成のための施設としても認定されています。

 初期研修の2年間をどのように過ごすかで、今後の医師人生が決まると言っても過言ではありません。知識や技術を習得するだけでなく、医師としての基本的な態度や姿勢を学ぶとても大切な期間です。病気を診るのではなく人間を診る、研修に対して努力を惜しまず謙虚に学び続ける、果たすべき社会的役割を理解することなど、医師として相応しい人格を形成することが重要です。

 本院の研修プログラムの特徴は自由度が高く、個々の希望にそった研修ができる点にあります。救急外来では研修医自らが初期対応を行い、自分で考え対応する力が身につきます。救急外来で経験した症例をもとに研修医カンファレンスを実施し、その都度フィードバックすることで各々のスキルを上げることができます。各科特有の救急疾患については、個別の担当指導医がレクチャーするなど、教育体制にも力を入れており、プライマリケアから高度な医療まで幅広い経験を積むことができます。

 病院全体として臨床研修を積極的にサポートします。みなさんのお越しをお待ちしています。