MESSAGE メッセージ

指導医メッセージ

小児科 辻 靖博

安心して楽しく働くことができるよう
サポート体制もばっちり整えています

 大学を卒業し、研修医はこれまでの「学生」ではなく、「社会人」として扱われ、日常生活や対人関係などこれまでとは大きく違った環境で活動していかなければなりません。この大きな環境の変化にすぐには順応しきれず、様々な悩み、葛藤を抱えてしまう人も多いと思います。臨床研修制度が始まって、以前とは異なり1カ月から数か月毎に転々と科を変わって研修していく制度が、多様な知識、技術を持った医師を育てることに一役買っている一方で、せっかく馴染んだところでまた移動といった短期間の頻繁な環境変化が精神的に大きな負担をかけていることも確かです。これらに対処すべく、医師臨床研修指導ガイドラインには、対話と助言を繰り返しつつ、仕事や 日常生活面並びに人生全般における支援を継続的に行う一連のプロセスとして、メンターシップが明記されています。当院でも複数のメンターを配置し、絶えず研修医とのコミュニケーションをとり、また定期的に研修医との個人面談も行い、研修生活やキャリア形成全般についての助言、精神面でのサポートなど、継続的な支援を行っています。不安の募る研修医新生活ですが、安心して楽しく働くことができるようサポート体制もばっちり整えて待っておりますので、当院で一緒に働きませんか。

放射線科 森山 正浩

カンファレンスを通して
知識と経験した臨床を結びつけていく作業が重要であり、
その手助けを心掛けています

 当院の研修医レクチャー(各診療科によるレクチャー、グラム染色など)の中に研修医主導で行っている研修医カンファレンスがあります。輪番で各自が病棟、外来、救急外来等で経験した症例についてプレゼンテーションをして、指導医を交えてディスカッションします。ディスカッションの中で、我々指導医は研修医の先生達に知らないことを自覚してもらうよう導きます。「知らない」というのは知識がないということではありません。国試をクリアした研修医達は座学の医学的知識は豊富であり、こちらが教えてもらうこともままあるのですが、知識の使い方はまだ知らないことが多いのです。カンファレンスを通して知識と経験した臨床を結びつけていく作業が重要であり、その手助けを心掛けています。   

また、症例検討が鑑別診断クイズにならないよう、その後の治療、経過についても必ずフォローするよう指導しています。こういう過程を経て得た知識は一生ものになります。みなさんも参加してみませんか?

糖尿病・内分泌内科 佐々木 基史

当院の研修プログラムの特徴は
自由度の高いプログラムと積極的に関わる救急診療

 当院を選択してくれた研修医に、当院の臨床研修プログラムの良かったところを尋ねると自由度の高いプログラム、積極的に関わる救急診療、病院全体の雰囲気という意見が上がってきます。

 1年目は必修科を中心にローテートし、2年目は各自が将来の専攻科を考えてプログラムを組んでいきます。当院にない診療科を近隣の協力病院で研修したり、将来入局を考える大学病院での研修についても、規定の範囲内で選択することができます。途中で専攻科の志望が変わった場合にも可能な範囲でプログラムの組み直しに対応しています。

 救急外来では、研修医が上級医の指導の下、救急患者にファーストタッチで積極的に関わることで、自分自身で診断を考えていく力を身につけています。最初は1年次研修医と2年次研修医がペアになって診療にあたり、1年次研修医にとって、より相談しやすい環境になるように配慮しています。また2年次研修医は、後輩の指導を通して自分自身の能力向上につなげることが出来ています。

 病院全体の雰囲気は、実際に体感してもらうのが一番だと思います。当院は病院見学を歓迎しています。相談しやすい医局の雰囲気や、研修医の研修の様子を、病院見学で是非体感してみて下さい。